Top Message

トップメッセージ

先進技術と独自ノウハウで
ヤマハ製品の信頼を
世界に向けて送り出す。

生産統括部長

中平 泰之

製品を製造するために必要な、全ての機能を統括

生産統括部は、文字通り当社製品の製造を一貫して担っている部門です。製品づくりはもちろん、製品を生産するために必要な全ての役割をとりまとめており、原材料の調達から生産ラインの構築、製造にまつわる技術開発まで、いわば工場そのものを作っている部門ともいえます。
製品に一番大切なものは、エンドユーザーであるお客様の信頼です。その信頼を担保した上で、いかに迅速に、いかに低コストで生産できるかを追求するのが当部門のミッションです。当社は同じ工場の中で、発電機や除雪機、ゴルフカーなどを作っており、多種混在の生産体制にも当社独自の技術ノウハウが詰まっています。多様化が進む市場の要求や環境意識の高まりに、より高い次元で応えていくため、ロボットなどの自働化技術やIoT、画像処理といった先進技術を積極的に導入し、さらに当社の強みを伸ばすべく取り組んでいます。

挑み続ける姿勢。それこそがヤマハDNA

今、社会は生活様式が変化し、カーボンニュートラルやSDGsなど環境意識の変化、デジタル技術の進化など、大きな変革を迎えています。これからの時代に対応していくためには、当社もそういった環境変化に対応し、お客様の期待に応えていく必要があります。従来はエンジンや機械的なメカニズムが特徴の製品が中心でしたが、これからは機械と電気を組み合わせたメカトロニクス技術や電子部品、ソフトウェア製品のシェアが増してくるでしょう。また、エンジンを用いた小型発電機の需要はまだまだ伸びていくと思われますが、燃料はガソリンではなく、環境負荷の少ないものに置き換わっていくかもしれません。
世の中をより楽しく、便利に変えていく。それはヤマハの全社員が受け継いてきた、挑戦のDNAといえます。生産統括部は従来の技術に磨きをかけるとともに、前述のメカトロニクス技術など新たな技術分野にも積極的に取り組んでいきます。

求めるのは、自ら興味を持ち、行動する力

以上のような背景により、当社では自らの守備範囲にこだわらず、広い視野を持って物事を考え、行動できる人が活躍しています。指示を待って動くのではなく、お客様や社会の課題を自分事として受け止め、率先して物事を良くしていきたいという熱意を持った方が、当社のものづくりの中心となっているのです。そんな彼らの飽くなき挑戦心こそ、まさに前述のヤマハDNAそのものといえるでしょう。
学生の皆さんには、どんな分野でもいいので“行動を伴う体験”をしてきてほしいと思います。環境問題を考えるフォーラムでもいいし、新技術や新製品にまつわるイベントでも構いません。趣味の合う海外の方と、Webを通じて語り合うのもいいでしょう。大切なのは、社会で起きているさまざまな事象に対して興味を持ち、それに向かって自発的に何かを為すことなのです。その経験は、社会人になってからも必ず役に立つはずです。
飽くなき挑戦心とものづくりへの熱意をもったあなたと、新しいヤマハのものづくりを創造していく日を楽しみにしています。