Top Message

トップメッセージ

EV・環境技術の
先駆者として、
次の時代を牽引する。

開発統括部長

井上 竜太

コア技術の確立から製品の改善まで、ヤマハの魅力を継続的に創造

当社の開発統括部では、ゴルフカーをはじめとするLLV(Low speed & Light Vehicle)製品の開発、発電機や除雪機、小型エンジンなどPP(Power Products)製品の開発を行っておりますが、両製品分野にまたがるエンジン、モーター制御の核心技術をつかさどる制御開発や、動力伝達部のコンポーネントであるパワートレイン開発も担っています。
私は、開発の使命には3つのレイヤーがあると考えています。まずはコア技術の確立。将来のお客様の価値を起点にバックキャスト思考にて今何をすべきかを考え、先行開発を行い、新たな価値を創造するフェーズです。続いて、その価値を市場、つまりお客様に届ける製品開発。当社独自の開発プロセスを組み立て、スピーディーな製品開発を追求しています。そして最後は、価値を提供し続けること。売りっぱなしではなく、お客様の声に耳を傾けて、よりよい製品づくりに生かしていく姿勢が大切になります。
その全ては一朝一夕でできることではありませんので、開発統括部では技術ロードマップを作成し、中長期的な視点で事業計画を進めています。

EVと小型エンジンの両輪で、カーボンニュートラルを目指す

現在の技術トレンドは、恐らく皆さんも大きな関心を持っていらっしゃる“カーボンニュートラル”への取り組みです。
LLVは、国内でも公道走行の実証実験が進んでいるように、現在の自動車よりもっとパーソナルで環境負荷の低い乗り物としての期待が高まっています。加えて、ヤマハ発動機グループは2050年までにカーボンニュートラルを達成することを明言しており、モーター式ゴルフカーで40年以上の歴史と実績を持つ当社の技術は、グループ全体のEV化戦略に大きな貢献ができると考えています。
一方、PP製品においては、小型エンジン/ICE(内燃機関)の優位性はまだ続くと思われます。これまで同様に燃費改善やローエミッション技術を追求していくとともに、水素エンジンやE-Fuelといった大きなイノベーションに乗り遅れないよう、全方位的に感度を高めて技術研鑽を続けていきます。

技術でお客様を笑顔に変えるエンジニアへ

当社は、ヤマハ発動機グループの中でも完成機を扱っている数少ないメーカーです。自分の生み出したモノが、世界中のお客様の元に届き、役に立っているのを目にすることができるのは、エンジニアとして格別の喜びといえるでしょう。実際に、当社の製品が活躍しているシーンを見たことにより、その製品を開発してみたいと志望し入社された方もいます。今後LLVの活用エリアが広がるに従って、当社に興味を持つ方が増えてくることを期待しています。これから新しく仲間になる皆さんには、お客様の笑顔を技術でかなえる、そんなエンジニアを目指してもらいたいと思います。
当社では若いエンジニアの活躍が目立っています。新人時代からさまざまな経験を積み、視野を広げてきた人たちが、自分のやりたい夢を実現しているのです。夢や熱意は、全ての行動の原動力になります。皆さんも、ぜひ当社でかなえたい夢を明確に持って当社の門をたたいてください。